○月□日 関東地方では、歴史あるお寺の墓地には、各所に小松石の墓石が数多く見受けられます。
由緒ある小松石の墓碑には、古くからお墓を持てた人々の、ご先祖と一族の繁栄を思う特別な想いが込められているに違いありません。
今回のご奉仕の仕儀。外柵および拝石も含め、何時の日にか(?)改修されたのでしょう、ご先祖様のお住まいは、「雅(みやび)」な小松石のお墓です。
お施主様より墓誌への追加彫りのご依頼を受けた石材店のご担当者は、現場確認の折に「ケア」のご提案をされそれが結実、この度の施工となりました。
建立以来93年という年月省みるがごとく、部位によってはキズ、欠け、割れさえも確認され、苔、カビなど地衣類の繁殖の激しさに”おいたわしい”とさえ感じさせます・・・。

本コラム71回にも記しましたように、この小松石故の重厚さとともに、お施主様の歴史の重みを目の当たりにするような墓碑だけに、 まず「ケア」の開始のご挨拶。合掌する手にも自然と力が入ります・・・。
さて施工手順です。
前日の雨模様が嘘のような”初夏を思わせる陽ざしの中、
お施主様が差し入(さしい)れてくださったクッキーとミルクコーヒー)のありがたさに、一息(ひといき)・・・。
木漏れ日の射す空、そよいでくる風い”すがすがしさ”さえ実感できた一日でした・・・。合掌

※石材呼称は、”御影石”、”大理石”、”ライムストーン”等の通称に従います。