墓石石材事例018-山間墓地60年目のケア

○日△日 本案件ご依頼の石材店さんへの、お問い合わせの前に、お客様は近くの石材店二軒にお尋ねになったそうです・・・。 「60年ぐらい前の墓石を綺麗にしてほしいのですが・・・」と。
偶然なのでしょうか(!?)どちらの石材店も「60年も経っていますから、リニューアルされた方がとおっしゃるんです・・・。 3軒目で、やっと色々相談にのっていただけて、対応もよかったんです。でね・・・」

―海軍兵として先の戦争で鬼籍へ―お客様のご実兄の墓石はその、お名前はもちろん激しい地衣類などの攻撃により、 ”これでもか”といわんばかりの変色、変質状態です。お参りの度に「兄貴!すまない・・・」と、市販のクリーニングキッドなどで何度もチャレンジされた由。

前回、安政六巳末年の案件に比して、何故この短期間(でもないとは思いますが?)にこんなにも変色、変質が?、と私も思案をしたものの、 建立立地条件を散見すれば”ふむ”と納得される状況が・・・。
前回は都会の寺墓地内、今回は相模湖も近い山腹の家族墓地。草木などの影響は必至だなぁ~、と妙に納得できます。

    
ドレストン施工
施工前▲

合掌・一礼のご挨拶をし、お許しを得て「ケア」作業の開始です。

施工手順は前回とほぼ同様になりますが、嬉しいことに"鷲"が近くで幾度も”ご苦労さんコール”を歌ってくれるではありませんか・・・。 お昼にはコンビニで買ったお弁当を木陰で広げながら、皐月(さつき)の風とお喋り・・・、といった風情でした。

洗浄で使用する水は山からの湧き水。その美味しさ、清らかさに、時にペットボトル持参の集水客(?)もあると聞きます。

お住まいから四輪駆動車で駆けつけて下さったお客様は作業中ずっとお立会いなさいました。 作業の終わりを見届けると、「ありがとう!これで靖国神社(・・・とおっしゃいました・・・)で、兄貴に報告ができます・・・。」 「今日の石屋さんの仕事は口コミできっとあっちこっちに宣伝してあげるね!」とは、私にとって至福の一言です。

バックミラーに映る手を振るお客様に、私も思わず片手ハンドルで、お礼のご挨拶を申し上げました。合掌

★当初、ご依頼主さんからの写真を拝見した折には、正直「これは・・・!?」と口をあんぐり開けてしまいましたが・・・。 如何でしょうか・・・みなさまも前辻二軒の石材店さんのようなスタンスは断じてなきように・・・「石材ケア・メンテナンス」、あきらめないで!

ドレストン施工
施工後▲

※石材呼称は、”御影石”、”大理石”、”ライムストーン”等の通称に従います。