とある街の、故人の名を取った著名な美術館の正面噴水周り。
オープン以来の経年変化により、たまりにたまった汚れがスケール化(固着)。
この汚れと水垢、それにサビ(?)などの除去を行いました。
対象は、御影石(鏡面仕上)。
開館時には常に噴水が出ているのに過去に一度もケアーは施されず、高価な御影石も当初の光沢を留めず、全てサビ(?)色、という悲惨な状態でした。
担当者はというと、日頃気にはするものの噴水(循環式)というデザインからしてもこれは致し方ない、と諦めていたそうです。
「美術館の顔です。きれいにしましょう!」と、私。
「えっ!!これってとれるんですか!?」と担当者さん。
「はい、やってみましょう!」「じゃ、上司に相談しまして…」ということで、晴れた一日、噴水を止めていただき、以下の手順で施工することになりました。

メンテナンスの仕事とは、日々、歩き、車窓から散味できる範囲に限っても、言ってみれば”限りなく存在する”ように思われます。
「汚れないものなど無い。石も日々汚れている」のです。
でも”あきらめないで!石の汚れやシミは、きれいになるのです”。
汚れは何も石に限ったことではありませんが、スクラップ&ビルドなどというバブル華やかなりし時代の思考から脱却すべき今、「良いもの(素材)を、より良く長く利用・使用すること」に誰もが関心を寄せ、価値を見出し始めています。
まさに「事の本質」だと思うのです。
そこで<石のケアー、汚れ・シミの除去>。
皆さんも、もうあきらめていませんか?
※石材呼称は、”御影石”、”大理石”、”ライムストーン”等の通称に従います。