建築石材事例005-浴室床(多胡石)汚れ除去-

皆さん、明けましておめでとうございます。本年も石の汚れを落とし、天然素材のよさを再認識できるケアを続けてゆきたいと思います。
さて新年はリラックスしてお迎えですか。“リラックス”という言葉から、我々は何をイメージするでしょうか…?ちょっと唐突に聞こえるかも知れませんが。「お風呂でたっぷりとした湯船に首までつかり、“ふぅ~っ”と一息入れる」そんなときは、正にリラクゼーションのひとつに違いありませんね。
今回は“お風呂の床石”です。設計者はスベリやすくなることに配慮したのでしょう、吸水率の高い軟石をスペックしていました「多胡石」です。
会社の厚生施設ということもあって、一日の利用者は多い、と聞いています。写真でおわかりいただけるように、特に洗い場の床に至っては、当然水垢、石鹸カス、シャンプーのこぼし跡、そして人間の垢、等がこれでもか、と蓄積されています。人はこれほど“汚れ”(?)を背負っているのかしら、と別の意味でも考えさせられました。

施工前
施工前▲

この現場のケアーは、以下の手順で施工しました。

  1. 必要箇所の養生
  2. 清水で洗浄(ポリッシャーを使用)
  3. ケミカル(弱アルカリ性)塗布
  4. ケミカル効果(湿潤、浸透、乳化、分散)を促すため、時間をおく
  5. バキュームで吸引
  6. 乾燥

こういった厚生・保養施設に限らず、いわゆるスーパー銭湯といわれる浴場は、必ず多くの石材専任のケアー・メンテナンス要員として、汚れ落としにチャレンジしてみてはいかがでしょうか!

※石材呼称は、”御影石”、”大理石”、”ライムストーン”等の通称に従います。

▼施工後
ドレストン施工後