「1日で綺麗にしてヨ・・・。翌日は最終完了検査なんだよね!」とは、担当ゼネコン監督氏のご要望です。この事態を事前に知らされた出入りの石材メーカーさんは、変質、色相を検分し、建築中にいずれかの業者がこの部位に“油のようなもの”を落滴したとの判断で、溶剤混入のクリーナーでシップした由ですが・・・。特にそのシップの後の状態だけが他のダメージ部位と異なり、「ライムストーンの框石」に白い粉の付着が散見できました。街の中心に建設の、高級マンション居室玄関に現れた、「框(かまち)石」黄変変質現象の除去依頼です。
タイミングとしても、今更取り外してリニューアルするにはあまりに時間を取られ、リスクも伴います。
「何とか、ケア・メンテナンスで・・・」お相成った次第です。

この現場のケアーは、以下の手順で施工しました。
※吸水性の高いライムストーンには、洗浄過程で細孔に余分な汚れのもとなどが吸着されないように、充分注意します。特にこの度のような、完成している部屋などの建築物には必要なポイントです。
さて、変質部位の除去後、今後のダメージを必要最小限に抑えるためにも、全室の框石に浸透性保護剤の塗布をお奨めしました。が、本案件では“ご予算”などタイミングが合わず、ご担当者もつくづくその必要性は感じながらも、今回は見送りとなりました。残念!
☆この度もまた、どうしこのように変質されたのか不明な案件でしたが、少なくとも施工完了後、日常の養生等を十分にされることにより、こうした事態を防ぐことができるに違いありません。お忘れなく・・・(^_^)v
※石材呼称は、”御影石”、”大理石”、”ライムストーン”等の通称に従います。