×月○日 時を打つカラクリ時計の時報、歩道の彫刻像、晩秋に舞う枯葉のダンス等々…。
車で移動中に信号停止しながら、いつも気になる光景といったものがありますよね。
今回は、そうした私の移動時にいつも気になっていた汚れのオーナー?に直談判、飛び込み営業で施工させて頂いた事例です。
場所は、大手自動車メーカーのショールームを兼ねた一大営業拠点のひとつ。
立派な石垣が組まれ、言ってみればこの街角の名所、林立するビルの中で古式ゆかしい石垣を積んだ外観に、同社創設者の粋さ加減がうかがえる、ユニークな物件です。
「正面、お店のお顔をきれいにいたしましょう!」と部長様にご提案すれば、「おぅ、ずぅ~と前から気になっとったんだけどよぉ」と、なかなか期待できるお返事。
間髪入れずに「一部をテスト施工いたしますので、その結果をご覧になり上司様にご相談ください」と私。
こんなシチュエーションなら積極アピールあるのみ、結局その日にテスト施工をさせていただきました。
その結果、驚くなかれ、急遽予算組みをされ本施工のご依頼をいただくことになりました。

大都会の真っ只中のお店の顔に排ガス、土砂、油分、サビなど、これでもかと複雑に絡み合った都市型汚染のケアの手順です。
場所柄、ショウルームの休日を利用しての施工でしたので、後日施工完了のごあいさつに伺いました。
すると例の部長様、「こんなに綺麗になったもんで、”なんでもっとはようにやらんかっただぁ”といわれちゃったがね」と名古屋弁丸出しの笑顔で応対いただきました。
汚れないものはなく、また汚れを気にしない人もいないはず。
果敢に石材ケアを提案し実行してみる価値はあるように思いました。
因みにこのショールーム、その後永年の歴史に幕を閉じ、総ガラス張りの建物にリニューアルされてしまいました。
いつもの交差点の光景が、また一つ変わってしまいました…。
※石材呼称は、”御影石”、”大理石”、”ライムストーン”等の通称に従います。