○月△日 「石は生きています…」と、いつもの説明に「えっ!?」と、大抵のお客様は首を傾けます。
「細孔という細かな穴を通して呼吸しています」。
正にこの細孔こそ、シミと汚れを呼び込み洗浄を厄介にする、大きな原因の一つと考えられます。
今回はマダラになる、水斑(すいはん)現象のケースです。
御影石の鏡面・バーナー仕上げともに、吸い上げる水に含まれる汚れが敷石の外観をかなり傷めます。
「せっかくの天然石なんだから、トイレ専用の洗剤で何度も洗ったんですよ」とは、この手のケアをご依頼いただく奥様方異口同音の台詞です。
「とにかく、やってみましょう…」と作業を始める私に、どうもご心配なのでしょう、施工中ずっと背中越しに私の手元を見守っていらっしゃいます。

さて、ケアの手順です。
最後に、考えられる水道(みずみち)を絶ち、日常は風通しを十分にすることをお勧めしておきました。
「石は生きている…。汚れはいかがでしょうか?」と石を扱う業者の皆さまにもお聞きしたいものです。
因みにご存知の石材洗浄剤メーカー・(株)紺商では、以下の如く日常メンテナンスについて記しています。
☆土・砂・ゴミの除去を主に行う。
掃除機で吸引する。
自在箒(ほうき)、ダスターモップ(油剤処理していない物)等でゴミを除去。
但し、水の使用でき限り避ける。
☆軽度の汚れ=水を固く絞ったモップやウエスで表面の汚れを取る。
☆大理石は掃除機、モップを引きずるときは、土砂等で傷が付きやすいので注意する。(御影石も、同様です・著者)
※石材呼称は、”御影石”、”大理石”、”ライムストーン”等の通称に従います。