建築石材事例016-外壁(大谷石)の汚れ

△月△日 ”年数を経ること――”石の汚れを語る上で必ずついて回る言葉、というか概念の「経年」を広辞典で引いてみると、こう出ています。
「経年」はどこにでも顕(あらわ)れ、どこにでも散見できます。
”人生の経年”は時にその顔に、その振る舞いに顕れ、深くその人の歩みと時間が重なって見えるものです。

さて今回は、いかにも<経年>を思わせる外壁の石積み=大谷石(凝灰岩)のケアです。

閑静な住宅地の一角、ご自身のお家のリニューアル工事を終えられたばかりのお宅が今回の現場。
綺麗になったばかりの我が家を改めて一回り眺めて、「あっ!」とお客様は気がつかれたのです。
そうです、”お家のお顔”ともいえる、外壁のクリーニングを忘れていたのです。
外壁素材としてあまりにも有名な大谷石、デリケートな凝灰岩に溜まりに溜まった、経年の汚れ除去・ケアです。

施工前施工後
施工前▲

それでは施工手順です。

  1. 必要箇所に養生します。
  2. 清水により多めに散水し、付着した汚れを出来るだけ取り除きます。
  3. 汚れ除去用のケミカルを薬品刷毛などでたっぷり塗布します。
  4. 汚れの種類に合わせて3種類ほどのケミカルお計りながら、各種ケミカルの効果を見ます。
  5. 温水を利用して綺麗に洗浄し、乾燥させます。

洗浄を終え、住時の姿が蘇った外壁をご覧になりながら「ありがとう!さっぱりしました」と、お客様。
「そうだよね。住処って、内も外も年をあらわすよね…」と、つくづくご覧になりながら、ご夫婦そろって夕暮れのお散歩にお出かけになりました。

▼施工後
ドレストン施工後

※石材呼称は、”御影石”、”大理石”、”ライムストーン”等の通称に従います。