建築石材事例017-玄昌石のエフロ等の除去-

×月○日 玄昌石(粘板岩)、スレートは、古くから和風料亭の入り口や個人邸の玄関床、踏み石などで我々には親しみのある素材です。

今回は最先端医療研究所の正面エントランス・ロビーの床のケアです。
目地周りにエフロ流出が激しく、長年にわたりワックスを塗布し続けた弊害もあるのでしょう。
一種異様な汚れに加えて、部位によってはスレートの剥がれが散見され、何とも悲惨な斑模様になっていたのです。

どんな種類のワックスをお使いですか?「さぁ?定期的に業者の方が施工していましたので・・・」。
予想できた答えとはいえ、施工部位のワックスの剥離に時間をかけ、後にエフロ除去、洗浄を行いました。
その後特殊浸透性保護剤(濡れ色タイプ)を塗布しました。

施工前施工後
施工前▲

こうした石材に被膜タイプのワックスを塗ってしまうと、一時的に光沢が生まれ保護されたように錯覚させられますが、経年とともにワックスは剥がれ、さらなる汚れを呼び込む原因になるのです。

なおこの案件では、床の目地がほぼ全体に剥離してしまっていたので、その打ち直しの工事もお請けすることになりました。

▼施工後
ドレストン施工後

※石材呼称は、”御影石”、”大理石”、”ライムストーン”等の通称に従います。