建築石材事例024-御影石の水斑&サビ

△月□日 交通量の多い国道との交差点に、この銀行はありました。 建立後40年の長きにわたる経年のお陰で、さすがにその壁面は何度ものリニューアルの塗り替えを施され、 その白さは一段と目立ちます。

一方で、銀行の建物を支える腰壁部位に設置された御影石(鏡面仕上)には既に光沢はなく、 そればかりかサビ、スケール化(固着)が進んだ汚れ、水斑、黒ズミなど、これでもか!という惨めな状態でした。

ご依頼に応じて、特にキツイ汚れの部位で事前のテスト施工。その効果を確認していただきました。

施工前施工前
施工前▲

さて、施工手順です

  1. 除塵し、必要箇所を養生
  2. 清水で洗浄後、特殊ケミカルを塗布し、湿潤、浸透、乳化、分散の効果を促しながら、進行を見ます。(303システムを試行)
  3. 清水で一旦洗浄
  4. スケール化したエフロは、スクレーパーおよび専用除去剤により慎重に除去
  5. 効果を確認後、清水で十分に洗浄し、乾燥させます。

この間、わずか小一時間。テスト施工ではありましたが、「あぁ、取れるんだぁ~」と、 立ち会っていただいた行員の方々の一声に、私も内心晴れ晴れ。

こうした石材ケア事業は認知度がほとんどなく、 ビルメンテナンス及びクリーニング担当の専門の方々に対するアピール不足が大です。 ビルオーナーの皆様も「天然物だから、仕方ない・・・」との進言に諦めているのが実情でしょう。

連載の初めにも申しましたが、「逼迫がニーズを生む」ことに頼るよりも、日頃の注意と提案力ニーズを掘り起こす“起業精神”を養いたいものですね。

▼施工後
ドレストン施工後

※石材呼称は、”御影石”、”大理石”、”ライムストーン”等の通称に従います。