建築石材事例025-エントランス油染み除去

□月△日 以前、本コラム建築石材事例第019回で、オフィスビル室内のエントランスに染み込んだ油分!?の除去についてご報告しましたが、 それに続いて今回は、やはりオフィスビルの屋外に貼られた御影石の床に染み込んだ、油分の除去です。

オーナー様も、“人”をお迎えする出入り口に早急の「ケア」の必要性をお感じになり、施工をお命じになった由。
ご依頼は、このビルの清掃管理ご担当の会社からでした。

数日前までこの場所には、ビルの一部改装工事にともない仮設の足場が設置されていました。床の養生は怠りなかった、とのことでしたが…。
「それで、何が原因とお考えになりますか?」
「…!?たぶんいろんな搬入物があったときに、ゼネコンの監督も知らないうちに付いたんだろうかねぇ。一応、専用洗剤入りのポリッシャーで洗いはしたんだよ…」

施工前施工前
施工前▲

ということで、この場合の施工手順です。

  1. 除塵、噴霧器で清水を吹き付け、表面が撥水することを確認
  2. 油分専用の除去剤を時間をおいて何度も描き塗りします
  3. 反応を確かめながら、ウエスで部位ごとにシップ、ラッピングします
  4. 反応を見て、頃合を見計らってラップをはずす
  5. たっぷりと清水で洗浄し、乾燥させます

この案件では、油!?ジミ以外にも経年の汚れが多々見受けられたため、特殊洗浄のご提案もいたしました。 しかしながら、この度は“シミ部位のみ”の施工ということで、施工部位ごとに目印のマーキングテープで区切っての実施となりました。

ケア施工中には、ゼネコン監督氏、管理ご担当者も、ご心配顔で朝に夕にと、現場のご検分にいらっしゃっていました。

▼施工後
ドレストン施工後

※石材呼称は、”御影石”、”大理石”、”ライムストーン”等の通称に従います。